ツクモグサ♪

 ††White Roots††

赤岳・横岳・硫黄岳

 

 

■標高■

■形態■

2899m・ 2829m・ 2760m

1泊2日テント泊(前日車泊)

■日時■

■メンバー■

2006年6月3-4日

2人(らす★・白音)

■天気■

■交通手段■

 3日(晴後曇り)・4日(晴後曇り)

マイカー

■登山口■

 ■山域■

 長野県

 八ヶ岳

 

 

 

■コース■

《1日目》
美濃戸山荘(5:25)→行者小屋(7:35-8:10)→(文三郎尾根)→分岐(9:10)→赤岳山頂(9:40-9:55)→赤岳天望荘(10:15-10:27)→地蔵仏(10:32)→日ノ岳(11:00-11:25)→横岳(12:10-12:20)→硫黄岳(13:30-13:40)→赤岳鉱泉(15:10-15:20)→行者小屋(16:00)
《2日目》
 行者小屋(9:10)→美濃戸山荘(11:55)

 

 今週末はツクモグサ目当てに八ヶ岳を予定。
5月の4週目前半にはツクモグサが咲き始めたとの事前情報から、
咲き始めの初々しい姿が見られるのではないかと期待しました。

ツクモグサといえばGWに根子岳で見たオキナグサの親戚みたいなお花です。
根子岳のオキナグサは、咲いていてはくれたものの
時期が遅くて茎がのびのびになっていてちょっとかわいらしさがなくなってしまっていたのが残念でした。
フクジュソウも茎が伸びちゃうと咲き始めのかわいらしさがなくなっちゃいますしね〜。


ネットで調べてみた感じでは、このツクモグサもそんな感じで、
咲き始めの茎が伸びきっていないころがかわいいみたい。
・・・なので、チョウノスケソウやらウルップソウ等、
6月中旬頃に咲き始める他の高山植物はまたの機会ということにして、
ツクモグサにジャスト狙いで決行することにしました。


 【1】2004年に一度来て2度目の美濃戸です。
前日夜のうちに駐車場入りしました。
なんだか以前より林道のダートの具合が悪くなってませんか?
今は四駆だからいいけど、以前のアルファ号でこんな所行けたとは思えません(^^;


さてさて、出発です。
今回は今年初めてのテント装備です。
重い〜!大丈夫かな?


 【2】歩き始めると、スミレやらツバメオモトやらカタバミやらお花が沢山目に飛び込んできます。
肉眼では明るくなってきているけど、まだまだ写真を撮るには暗いです。
帰りに撮ろう、ということでスルーしていきます・・・が、目の前に大物が!○○○ランです!!


これは撮らないわけにはいかないでしょう〜!
まだ暗いですが(^^;

これがまた結構数があってびっくり。
この時期に見ることができることは事前に知ってましたが、
道中1つでも見つかればラッキーなのかな?と思っていたぐらいだったので、次々と現れるのでびっくりしました。


【3】セリバオウレンもお目見え、結構好きなお花です♪
しかし、テント装備堪えるな〜。
心配だった行者小屋手前の残雪はそれほどでもありませんでした。

行者小屋に到着すると、前日泊まりの人たちが片づけ中。
受付を済ませた後、一番見晴らしが良さそうな場所をGETしてテントを張りました。


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【4】サブザックに荷物を移して赤岳に向かって出発です。
歩き始めのうちは残雪も若干量が増しますが、アイゼンをつけるほどではありません。
しかし、久々の高山のせいか息がすぐにあがります。

【5】横岳方面、あそこにツクモグサがあるんだな〜!
【6】文三郎尾根は以前に赤岳に登った時も通りましたが、
この中岳と阿弥陀岳が位置と姿をを変えて見えてくる様が非常に好きだったりします(^^♪

 

 



【7】稜線に出ました。中岳と阿弥陀岳。
【8】権現岳方面。
【9】赤岳山頂到着〜!
前に行った時は雲々で展望なかったけど、今日は遠くまでは見渡せない物のまずまずの展望です。
しかし、だんたんと周りの雲は増えていく様子、あまり長居はせずに次に進むことに。

 

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【10】赤岳からの下り、前回は登山始めて経験値も少なかったので、
非常に苦労した記憶がありますが、今回は大丈夫。

そういえば、文三郎尾根も結構コワイイメージだったのですが・・・。
あれ、階段もっとなかったっけ?あれ、ここもっと急なざれ場じゃなかったっけ?
こういう風に昔と同じ道を通ってみて、感じることが変わって成長したんだな〜って思えますね。


赤岳天望荘でチップトイレを拝借、綺麗でした。
おじさんがジョッキビールをおいしそうに飲んでます。いいですね〜!

私はお酒は苦手で飲めないのですが、山頂でビールって雰囲気は体験してみたいな〜。
しかし、飲んでみたいが飲みたくない(^^;


【11】地蔵仏から先は始めて通るルートです。
ここを過ぎればいよいよツクモちゃん達が出てくるはず!

右に左にキョロキョロしながら歩く。
なにせ始めてみるお花なのでどんな所に生えるのかもわからない。
見逃すまい!と必死でキョロキョロ。でもしばらくそれらしい物は見えてきません。

【12】赤岳方面を振り返って。
東側の斜面はやや残雪多そうです。


【13】日ノ岳まで登ると、わんさか人が集まってます・・・あった〜!
こんなに沢山のツクモグサ!

お花見学していた団体さんが、「どうぞ。」ってのいてくれたので、
真ん中で三脚を立てた1人の一眼のおじさんの脇から写真を撮りました。
でも、どうもその一眼さんが邪魔するなオーラを発していて撮りにくい(T_T)

らす★に「待ってから撮ることにするね。」
・・・って言って待つことにしました。

特にそのおじさんのまん前にある3つのツクモグサが寄り添って咲いているのがとってもかわいいんです。
らす★と「このために今日来たんだからね〜待ってでも撮らなきゃね。」
と話しつつ・・・。

時間が結構経過してしまいました・・・。
おじさんは、カメラやレンズを換えてたりする時間とかでも一向に譲ってくれる気配なし、
むしろ譲ってやるものかオーラがひしひしと出てます(T_T)

私はコンデジでパチリなのでチョットの時間でもいいんだけど・・・ね。
このままじゃ拉致があかないな〜。
仕方ないので、おじさんがレンズ交換か何かしている隙に脇から手を延ばして3人娘ちゃんを撮ることに。
体勢キツイ〜しかも、おじさんは作業を中断してこっちをジーット睨んでくるし〜(T_T)

そんなこんなしているうちに辺りは雲に隠れてしまってパッカリ開いていたお花もだんだん閉じてきちゃいました。
ちなみに、タイトル写真がその3人娘ちゃん、来た時はもっとぱっかり開いてたんですけどね・・・。

後の行程もあることだし、いつまでもここに居る訳にはいかないので諦めま〜すorz
大判の銀塩カメラのような立派なカメラ持っている方だったけど、
そこまで独占して占領するなら平日に来ればいいのにな・・・愚痴です(T_T)

ちなみにここが一番の撮影スポットでした。他は割りと登山道からお花が離れています。
まあ、目では楽しめたからいいかな〜。

【14】オヤマノエンドウがちょこっとだけ咲いてましたよ♪
【15】大権現に到着。

 

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【16】稜線に1つだけ黄色いお花が、ミヤマキンバイです。
【17】横岳山頂に到着しました。
ガスガス〜。少しシャリバテ気味なのでオニギリをほおばる。
【18】少しだけガスが晴れてきて下がちょっと覗けました。

 

 



【19】いかにもコマクサが咲きそうなザレ地を通って硫黄岳山荘に到着。
コマクサはまだ葉っぱも良く見えませんでした。
キバナシャクナゲはつぼみをつけてもうじき咲き始めそうな感じでした。

 【20】ケルンに導かれつつ硫黄岳山山頂へ。
【21】イワヒバリちゃん。八ヶ岳ではあちこちで遊んでる姿が見られました。
かわいい〜♪

 

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【22】硫黄岳山頂に到着。
人が一杯だ〜。
ここで・・・あれ?見慣れたものを発見しましたよ〜!
シリーズ山看板「戦争バージョン」です。八つエリアにもあるんですね〜!!

【23】赤岳鉱泉方面に下りますよ〜。
途中、ヒメイチゲがちらほら咲いてました〜☆
【24】これ何かわからなかったのですが、調べたらアオジクスノキって言うみたい。
 

 【25】赤岳鉱泉に到着。
ちょっと休憩。
【26】さて、赤岳鉱泉から行者小屋までは登り・・・登りなんです〜(T_T)


お花見学にタップリ時間かけたつもりだったけど、
赤岳鉱泉からはまだまだ日帰りできる時間帯・・・にもかかわらず、登ってテント場に戻るんですね〜。
気持ちがくじけ気味・・・あれ、なんでテント泊するんだっけ?
・・・お花と八つをタ〜ップリ堪能するためでしょ〜!
そう、そう、そうでした〜!
登りだと気持ちがくじけるな〜。

 【27】行者小屋に到着、本日の歩きは終了だ〜!
テントが一杯増えてますね〜。
八つを見ながらコーヒータイム、う〜ん、贅沢だ〜。

 

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【28】夕焼けに染まる八つが見れたらいいな〜って夕暮れを待ちます。
しかし、八つの方向も太陽の方向も曇ってきちゃって・・・残念ながら夕焼けは堪能できませんでした。

寒くなってきたので夕食を済ませてテントにこもります。
おやすみなさい〜。

周りはしばらくにぎやかですがやがて気にならなくなりました。


【29】朝、寒いと思ったら霜が降りてます。
テントもうっすら白くなってました。
寒いので朝日が出る瞬間までシュラフに包まってグズグズ。
7時ごろ、横岳方面から待望の朝日が、クロスフィルターをコンデジのレンズの手前に持って朝日を撮ってみる。
一眼と違ってレンズが小さいのでちょっと雰囲気出なかったな(^^;


朝食を取ったりテントを乾かしたり、ゆっくりのんびり。
行者小屋はだんだん人で溢れかえってきました。
みんな12時からの開山式狙いで時間調整しているみたいです。

我々ものんびり、日が高くなってお花さんたちがパッカリ開いてから出発するつもりです。
そんなこんなで行者小屋出発は9時過ぎです(^^;


【30】下からはどんどん人が登ってきます。
開山式は大盛況ですね〜。
我々は周りの草花を観察しながらのんびり歩きます。
上の方のイワカガミは蕾が膨らんでてもうちょっとって感じかな?
少しでも咲いているのはないかな〜ってみてたけどまだありませんでした。
登りのときは気づかなかったキバナノコマノツメ発見。

 

 

 

【31】登りのときは開いてなかったコミヤマカタバミがぱっかり開いてました〜。
【32】ミヤマスミレかな?
【33】シロバナエンレイソウ。

 

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【34】ツバメオモト。
【35】薄いピンク色したコミヤマカタバミを発見!
【36】タチツボスミレかな?

 

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 【37】美濃戸山荘に到着。
登りのときより断然時間がかかってます(^^;
たまにはこんな感じに歩くのもいいかな?

ヒラヒラと飛んでいる蝶を追いかけてみると、不思議な模様してますね。
キベリタテハという蝶でした。

【38】駐車場に到着、お疲れ様〜!
山荘に咲いていたクロユリのお花。
後は車が見えるんですけどね〜ぼかしてごまかしてみました(^^;

八つを大満喫できた2日間、終わっちゃうと寂しいものです。

また、来年今度は他のお花目当てに来よう!

 

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■駐車場情報■
《1000円/日》
 赤岳山荘の駐車場を利用可能、1日1000円とちょっと高め。駐車台数は結構ありそうだが、開山式等の混雑時は溢れていた様子です。途中の林道にも駐車車両がありました。ちなみにダートの林道手前の美濃戸口にも駐車スペースがあり、こちらは一日500円、ここから美濃戸山荘までは歩いて1時間ほど。

 

 

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