シロヤシオ♪

 ††White Roots††

檜洞丸

 

 

■標高■

■形態■

1601m

日帰り(前日車泊)

■日時■

■メンバー■

2006年5月27日

2人(らす★・白音)

■天気■

■交通手段■

 雨

マイカー

■登山口■

 ■山域■

 神奈川県

 丹沢

 

 

 

■コース■

 西丹沢自然教室(6:45)→ゴーラ沢出合(7:35-迷-8:30)→檜洞丸山頂(10:50-11:00)→犬越路(13:00-13:05)→西丹沢自然教室(14:40)

 

 今週末は、檜洞丸にてシロヤシオ山行を予定。
週末の天気予報は土日ともども良くなかったのですが、今週末は見ごろになるだろうと予測して雨でも出かけることにしました。
最近は日曜に山に行くのが続いていて平日に疲れが残り気味だったので土曜に行ってしまうことに。
檜洞丸のシロヤシオといえば、この時期かなりの人の入りが予想され、雨なのでどうかな・・・とは思ったものの、前日に駐車場入りすることにしました。
駐車場に到着すると西丹沢教室の駐車場は柵がしてあり駐車禁止になっており、手前の駐車スペースに停めました。
先行の車は2台のみで、2台の車間に駐車してそそくさと就寝準備、最近は手馴れたものだ(^^;
朝起きてみると外は雨、車は増えているようだけど予想ほどでもないみたい。なんだかテンションがあがらず、うだうだとして結局出発は7時近くになってしまいました。

丹沢といえば蛭!まだ、出発の頃はこの辺りは蛭が出ない地域だと知らなかったので、万全の蛭対策を実施。インターネットで見かけた蛭対策で、登山用靴下の上に膝下のストッキングをかぶせるというのがあり、それを試してみました。その上はレインウエアを着込んで更にスパッツを装着。上はピッチリフードをかぶって出発です。
そして雨予報だったので、デジカメの雨対策もしてみました。こちらは、半透明で伸縮性のあるPVC手袋をデジカメにかぶせてレンズ部分を切り取って、輪ゴムでピッチリ留めてみました。さて、効果のほどは?

【1】駐車場から車道沿いに少し歩くと登山口に到着します。他に歩いている人はいません…前日入りしなくてもよかったかな?
【2】雨は始めはそれほどひどくもなく、霧が立ち込める森の中を進みます。
 【3】オオカメノキ?ちょっと雰囲気が違うようなきがするのでヤブデマリかも。

 

 1

 2

 3

060527hinoki01.JPG

060527hinoki02.JPG

060527hinoki03.JPG

060527hinoki04.JPG

060527hinoki05.JPG

060527hinoki06.JPG

 4

 5

 6

 

【4】ゴーラ沢出合に到着、まず橋を渡って対岸へ。
先行に見えていた傘をさした男性が沢の左手の斜面を登っていったようにらす★は見えたらしい。我々は何も考えずにその方向に進んでいきました。左手の斜面、注意してみていたつもりなのですが、登山道らしきものが見当たりませんでした。あれ、おかしいな?とりあえず男性が登って行ったと思った地点から上に登ってみる。しかし、登山道らしきものはすぐには見当たらない、斜面をうろうろ。本当にこっちでいいの?地図を見てみるが、1/5万の地図では良くわかりません。

こういう時は迷った地点に戻ってみるのが鉄則なので、橋の袂に再び戻ってみる。橋の終点付近に赤テープがひとつ巻いてあったが、やっぱりここから先のルートがわからない。
この時点では我々は滝の左手に道があると思い込んでいたため、再び滝の下まで行ってみたが、やっぱり登り口は見当たらず。そこで、左手の斜面を再び登って道を探し始めることに、今度は大分上の方まで登ってみました。斜面はもろく崩れやすく、非常に苦労するが、上の方まで登ってみてもやはり道らしきものは見当たらない。大分時間も経過しており、このままではまずいなと感じ、再び橋の元に戻ることにしました。登るのも苦労すれば下るのも苦労するわけで、手がかり足がかりがまるでない部分はおしりですべるように下る。不安とあせりでいっぱいいっぱいになっていたのか、小さなミミズが手元に見えて蛭と勘違いして大騒ぎ!
大分下まで下った所で川の方に人影が見え、対岸側に橋を渡っていくのが見えた。最初に渡った橋の方だと思ったので、もう下山する人なのかな?と思ったが、その人が渡った橋まで降りてみると、なんと橋の先には立派な階段が!
つまり、進むべきルートはそこだったようで、少し離れた場所に最初に渡った橋が見えました。なんともキツネにつままれたような気分だが、無事ルートを見つけられたことに一安心。良く見るとなぜ気づかなかったのか不思議なくらい立派な橋がかかってます。人間の思い込みとはおそろしいものです。
ここで、迷うことなんと1時間弱(^^;後でよく見ると沢が2本合流している地点だったため、沢の左斜面と思った所は沢と沢の間だったようです。ここは地図にも(迷)マークが付いてました。

【5】迷う直前はこんなものを撮る余裕もあった?
【6】これが、見逃してはいけない橋です!晴れてたら見逃すことは無いような立派な橋なのでご安心下さい(^^;
 

 【7】とにかく、どっと疲れたので最初に現れたベンチスペースで小休止。頭上には白い花が咲いてました。アズキナシかな?。
【8】なんとも良い道じゃありませんか?さっきまで登っていた斜面と雲泥の差。道端にギンリョウソウ発見。キノコやらギンリョウソウやら、登山道はもう夏の装い?スミレの葉っぱは見かけましたが花ももうないのですね、季節の移り変わりは急速ですね。
これより先かな?後かな?傘をさした単独の女性が下りてきました。早いな〜と思いつつ見送る。これがなんと、「Outdoor Life・山歩き」のsanaeさんだったようです。sanaeさんとは先週の袈裟丸山でもすれ違っていたようで、
2週連続で山ですれ違うとはすごい偶然です!
しばらくは花は何もなく、標高だけを上げていきます。ふと地面にシロヤシオの花が落ちているのが目に止まる、ようやく表れたかな?と思ったのですが、辺りを見回してもシロヤシオの花は見当たらず・・・これは袈裟丸山の二の舞か?五葉の葉っぱは沢山みえるんですけどね・・・。

【9】更に登っていくとようやくシロヤシオの花もちらほらと目に付くようになってきました。この辺りで傘をさしたおじさんに追いつきました。やっぱりちゃんとこっちを登ってるじゃないですか!目の錯覚だったのでしょうかね?

 

 7

 8

9

060527hinoki07.JPG

060527hinoki08.JPG

060527hinoki09.JPG

060527hinoki10.JPG

060527hinoki11.JPG

060527hinoki12.JPG

 10

 11

 12

 

【10】シロヤシオは思ったよりぱっとしません。花付は悪いように感じます。

天気が悪く、周りが白いのでなんとなく周りの色に溶け込んでしまうせいもありそうですが、去年太郎山で見たシロヤシオの方が華やかに思えます。
【11】しかし、ミツバツツジは霧の中でなんとも幻想的で鮮やかに咲いていました。シロヤシオの花よりはミツバツツジの花のほうがぱっと目に飛び込みます。
【12】まけずにシロヤシオアップ(^^;

 

 

 

【13】登っていくと景観が開けたベンチスペースへ。ここにあったシロヤシオの木は花付が良い♪たぶん、今日はこの木が一番最高でした。日当たりが良さそうだからかな?
 【14】霧の中進みます、道中のシロヤシオはこんなものです
【15】草系のお花はあまりありませんでした。唯一見ることのできた、ミツバツチグリのお花を霧の中で撮ってみました。

 

 13

 14

 15

060527hinoki13.JPG

060527hinoki14.JPG

060527hinoki15.JPG

060527hinoki16.JPG

060527hinoki17.JPG

060527hinoki18.JPG

 16

 17

 18

 

【16】石棚山からの道と合流した後、立派な木道が現れます。木道の周辺はバイケイソウとマルバタケブキが群生!これ、圧巻です。笹原が広がる風景なんてのは良く見かけますが、こういう風景ははじめてですね。
【17】圧巻の群生。
【18】山頂に到着です。途中から雨もシトシトぐらい降ってきました。小屋のほうにバッチでも買いに行こうかと思ったのですが、小屋方面を覗き込むと、結構下りそう・・・。やめました(^^;

 
【19】犬越路方面に下ります。山頂付近のシロヤシオはまだまだつぼみでした。こちらの経路のシロヤシオはほとんどつぼみ、たまには、花付が良さそうな木もちらほら、まだつぼみです。来週末には見ごろになりそう。
【20】雨でしっとり濡れたワチガイソウの花。
【21】しばらくお花もなにもないのでぐんぐん(・・・とはいえ、雨でヘロヘロなのでぐんぐんとは言えないか(^^;)下ります。マイヅルソウが咲いてました。

 

 19

 20

 21

060527hinoki19.JPG

060527hinoki20.JPG

060527hinoki21.JPG

060527hinoki22.JPG

060527hinoki23.JPG

060527hinoki24.JPG

 22

 23

24

 

【22】ツクバネソウ。
【23】ミツバツツジはあいかわらす鮮やか。ここの辺りで、デジカメ雨対策にひずみが・・・。中の方にまで水がしみこんできてしまいました。やばそうだったので、PVC手袋を取り外しバンダナにくるむ。レンズもすぐくもってしまってぼろぼろ状態です。

【24】犬越路に到着。数人の方が記念撮影中。1人のおじさんがせっかく来たんだから写真撮ってあげるよ!と言うので撮っていただだいた、しかしデジカメのレンズが曇っていてへろへだったのでうまく撮れてなかった、まあい〜かな。
みんなこぞって記念撮影してたが、ここってそんなにすごい撮影スポットなのだろうか?とちょっと疑問(^^;

【25】犬越路の標識の下にホウチャクソウが咲いてました。
【26】藤の花。
【27】ケウツギ?

 

25

26

27

060527hinoki25.JPG

060527hinoki26.JPG

060527hinoki27.JPG

 

下山後、西丹沢教室立ち寄ってみると、今年の檜洞丸のシロヤシオは不作であるとの情報がでてました。
また、ここには丹沢の蛭の出る地域と出ない地域の地図があり、檜洞丸周辺は蛭が出ないということを下山後に知りました。
結構、びくびくしながら登ってたのですが・・・。
当たり年のシロヤシオ、ぜひ見たいものです。来年は見れるといいな〜!

 

■駐車場情報■
《無料》
西丹沢教室に10台程度の駐車場。また、その周辺に20台程度の駐車スペースあり。ただし、この日は、開山祭のためか西丹沢教室駐車場などが駐車禁止になっており、駐車スペースが10数台分となっていました。

 

 

White Rootsトップ > 登山記録 > 2006年登山記録