最高の紅葉♪

 ††White Roots††

涸沢・奥穂高

 

 

■標高■

■形態■

3190m

2泊3日:テント泊

■日時■

■メンバー■

2005年10月7日〜9日

2人(らす★・白音)

■天気■

■交通手段■

7日(晴後雨)・8日(雨)・9日(晴)

マイカー・タクシー

■登山口■

■山域■

長野県

北アルプス

 

 

■コース■

10月7日

上高地バスターミナル(5:15)→明神(5:55)→徳沢(6:35)→横尾(7:15)→本谷橋(8:05)→涸沢テント場(9:50)

10月8日

天候不良のため行動なし

10月9日

涸沢テント場(3:50)→涸沢小屋(4:00-4:10)→穂高岳山荘(6:30)→奥穂高岳山頂(7:15-7:30)→穂高岳山荘(8:10-8:20)→(パノラマコース)→涸沢テント場(10:10-11:20)→本谷橋(12:35)→横尾(13:20)→徳沢(14:05-14:25)→明神(15:05)→河童橋(15:45-15:55)→上高地バスターミナル(16:00)

 

 いよいよ我々にとって本年度最大のイベント開始です。
三連休前日の金曜は2人とも決死!!で有休を取りました(^^; 
予定は2泊3日、更に予備日を1日と余裕の日程で挑みます。
天気予報が良くないのが気になりますが、涸沢の紅葉は例年より遅くてタイミングは良さそうです。


メインの目的は涸沢の紅葉、天気が良ければ奥穂・北穂に登りたいなと考え出発しました。
6日夜に自宅を出発し、1時半ごろ平湯に到着。いつも通り車内で仮眠をとりました。
今回、駐車場から上高地には贅沢にもタクシーを使用することにしました。
料金は平湯より6000円ですが、車をタクシー会社の駐車場に停めてよいとのこと、駐車料金が浮かせます。
バスの場合、平湯温泉からの始発は6時半ですが、タクシーの場合5時からゲートを通過することができます。
7日の天気予報は午前中は持ちそうだけど午後は崩れそう。
一刻も早く涸沢に入りたいのでタクシー利用の利点は大きいです。
せっかく行ってもお天気が崩れてしまっていては台無しですからね。

 
【1】上高地到着時は真っ暗闇です。
しかしさすがに一年で最も混雑する季節です。
タクシーが行列を成して上高地入りしてました。
平日とはいえ侮れませんね。

まだ真っ暗でしたが一刻も早く涸沢にたどり着きたい一心で歩き始めました。
上高地から本谷橋までは平坦で歩きやすい道なので薄暗くても不安はありません。
明神を過ぎたころ、朝日が差し出して左手にモルゲンロートに染まる明神岳が美しく見えました。感動!!


【2】徳沢に到着。割と沢山テントが張ってありました。
木曜から入っている人が結構いるのですね。
テント場は下が芝になってて快適そうです。
【3】ツバメオモト。

 

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【4】横尾に到着。ここまで平坦で歩きやすい道です。
気持ちがはやっているのかペースは少々早目。
後でバテそうだな・・・。この辺りから前日、徳沢や横尾に宿泊してた人達にも追いつき始めました。

【5】 屏風岩が大迫力です。
【6】本谷橋に到着。結構人が沢山います。
さて、ここからは登りが始まります。
テント装備の荷物が堪えますね。

 【7】高度を上げていくと黄金色に色づいた木々が目に飛び込んできてテンションが高まります。

【8】上の白く岩が露出した部分がハート模様に見えますね。
【9】傾斜がちょっと楽になってきました。
すれ違ったおじさんが今年の紅葉は10年に1度の見事さだって言ってました。期待も高まります。
涸沢の10年に1度の紅葉をググッてみると2002年が圧倒的に多いですね。
今年は2002年に勝ったのでしょうか・・・は、始めて行った我々にはわかりませんが、ヒュッテのHPでも近年稀に見るって表現してましたね。

 

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【10】チングルマの果実がちらほら。
【11】辺りの木々は黄金色です。
【12】登山道の色づき。 
 

 
【13】小屋とヒュッテの分岐に到着。
さて、テントの受付はどっち?迷ってヒュッテ方面に向かいました。
【14】大天井方面。
【15】到着です。お天気持ちました。大快晴の涸沢カール!!感動の風景が広がってました。

 

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【16】紅葉綺麗です。写真ではぜんぜん表しきれません。
【17】北穂高方面。我々が到着した時間帯は雲もほとんど無く綺麗な青空が広がっていました。
【18】テント場はカールのど真ん中にあって、360度のパノラマです。
テントを張って昼食を摂りながら景色を楽しみました。
 

 
【19】そして周辺をお散歩♪ヒュッテ前のナナカマドが真っ赤で美しいです。
【20】涸沢小屋の方に移動すると、常念の姿も楽しめます。
【21】涸沢小屋の方からテント場を見下ろして。まだこの時間帯はテントは少ないですね。

 

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【22】カールのど真ん中。
パノラマコース脇の大きな岩の上に陣取って雄大な景色を大満喫しました。
徐々に変化していく空。着いたころは雲も少なかったけど段々雲が増え始めてきました。
燃えるように沸き立つ雲と紅葉をパチリ。
【23】結構長い間ここにいたら体が冷えてきちゃったな。
でも大満足です。たーっぷり楽しみました。
稜線もだんだんと雲の中に入って来てしまったので、テント戻って休息することにしました。
【24】午後にはお天気がだんだん悪くなってきたみたい。
早く涸沢に入れてよかったな。
4時過ぎにはもうこんな状態。
テントで休んでいるとゴロゴローーって大きな音が。
最初雷かと思ったけどなんだか様子がおかしい、音がやけに長く続いています。どうやら落石だったみたい。
怖いです。雨風が徐々に激しくなってきました。
ときどきテントが飛ばされそうなほどの突風も吹きます。
明日は大丈夫かな?不安になりながらも夜は結構寝れたみたい。 


 

 

 

【25】2日目。4時ごろに目覚ましで起きました。暴風暴雨です。
ダメです。こんな中歩ける気はしません。
再び寝に入りました(^^; 

8時ごろ再び起き出して朝食をとりました。
雨脚は弱まる気配をみせません。さて、このままここに居続けるのかどうするか?
ヒュッテで天気予報を確認すると明日は回復するということ。
これを聞いて今日帰るという選択肢は消えました。

滝できてますよ・・・昨日はこんなのありませんでしたよ(^^;

【26】雨はやむ気配も見せずに一日中降り続けています。
途中1回落雷の音も聞こえました。
今日の行動食にと持ってきた食料は明日に回すことにしてお昼はヒュッテでとることにしました。
カレーです。ちょっぴり辛めでした。

雨が落ち着いたら今日のうちに穂高岳山荘に移動してしまおうかとも思ったけど、
勢いも衰えずに降り続けるのでやめました。

でも、昼ごろ到着した団体さんは登って行っちゃいましたよ。
さすがに連休の初日なのでこんな激しい雨にもかかわらず、沢山の人が涸沢入りしてました。
みんな明日の晴れを信じているのでしょうね。
この日は一日テントで寝てすごしました。


【27】3日目。雨は夜中も降り続けていましたが朝にはやんでいてくれました。
今日は二日分の予定を一日で消化するつもりです。
上高地→涸沢間は思ったほど時間はかからないことを把握できたので、奥穂にも足を延ばして帰ることにしました。
予備日も1日あるので今日中に帰り着かなくても途中のテント場に泊まることもできるのでなんとかなるかなと。
で、できれば稜線で朝日を見たいななどと考えて、まだ暗いうちから出発です。
結構同じような人がいるのでは?って甘く考えていたのですが・・・人来ません。
早速行き詰ります。と、後から3人組の若者がやってきました。
穂高は始めてではないみたいで断然たのもしいです。
我々は彼らに便乗して付いて行くことにしました。

 

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【28】でもでもやっぱり甘かった・・・。みんなで道に迷ってしまいました。
どう考えても登山道とは思えないガレた道を2度直登。
1度目はパノラマコースの途中に行き当たって何とかなりましたが、2度目はちょっと大変でした。
辺りを見回してもマーキングも道らしきものも見当たりません。
5人でしばらく呆けていましたが、1人の男の子がみんなを待たせてもと来た道を偵察に行きました。
そうこうしているうちにだんだん辺りが明るくなってきました。
雷鳥鳴いてますよ。

偵察に行った男の子がずいぶん下の方で本来の登山道を見つけたみたいです。
どうやら我々はザイテングラートの左側のガレた部分をずいぶんと直登してしまっていたみたいです。
みんな無事登山道に戻れました。
頼もしい男の子に大感謝です。
我々2人のの技量では知らない御山で夜間登山してはいけませんでした。
大反省。


【29】辺りは大分明るくなってきたのでもう大丈夫そうです。
下から団体さんがやってくるのも見えました。
変なところから降りてくる我々を不思議そうに見てましたね。
何はともあれほっとしました。
休憩中の3人組と別れてザイテングラートを先に登り始めました。
・・・と、上から単独のおじさんがやってきて、雷鳥が5羽いるよって。
ほんとだ、かわいーw

ここの雷鳥も人馴れしているのか逃げませんね。
でも遊んでいる最中なのかせわしく動いていて写真はぶれぶればっかりでした。


【30】気がついたら日はだいぶ昇ってしまっていました。 
 

 【31】横を見ると朝霧の中から穂高の御山が勇ましい姿を表し始めていました。
今日は晴天です。

【32】穂高岳山荘到着。
団体さんが体操中。
あれ?昨日上に登っていった団体さんかな?

さて、この後が一番の難関の岩壁の登りです。
梯子と鎖をゆっくりと。まん前をうちの母よりお年を召しているような方も登ってますよ。
道も梯子もすっかり乾いて濡れてません。これなら安心ですね。
思ったより怖くも感じずクリアです。ちなみに難関箇所の写真は40番です。

【33】ここさえ登りきってしまえばあとは普通の登山道です。
笠ヶ岳方面。雲海が綺麗。感動!!

 

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【34】そしてそして!!お初にお目にかかります。
槍です。かっちょいーです。
前日の暴風雨を耐え忍んだ甲斐ありですね。
ぴかぴかの晴天。空気が澄んでいて展望がすばらしすぎます。神様のご褒美でしょうか。

【35】登山道はこんな感じです。
穂高岳山荘発の人達が登るタイミングと合ってしまった模様。
結構、人いますね。みんな昨日に山荘まで登ったのかな?空が綺麗な色してます。

【36】そして程なく。勇ましくそびえたつジャンダルムが目の前に!! 
 

 
【37】山頂到着。やったーv 
山頂のケルンには一度登りましたがすぐ降りちゃいました。
なにせ争奪戦がすごい・・・(^^; 

人ごみを避けて辺りの展望を満喫しました。

【38】乗鞍方面。雲海と流れる雲が素敵です。

【39】山頂からも槍。
またまた一段とかっちょいーです。
山頂の風は冷たいですね。
ナシを担いできたけどちょっと無理かな?
この展望をしっかりと目に焼き付けて名残惜しいけど下山です。またくるよー。

 

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【40】穂高岳山荘到着。
下山時ここで渋滞にはまるのだけは嫌だなと思ってたけど、ちょうどタイミングがよかったみたい。
登ってくる人はあまりいなくてスムーズに下ることができました。
前は支えてたけどね。

【41】テント場までの帰りはパノラマコースをとりました。
雲が大分出てきましたね。山は朝のうちが勝負ですね。
【42】 パノラマコースの道は結構歩きやすくて快適。暗いうちに通るのはこっちの方が良かったかな?
・・・ってもうしませんって(^^; 

 

 

 

【43】パノラマコース途中にある見晴らし岩周辺のナナカマドはこんなに真っ赤!
【44】どこから見ても綺麗だな。

【45】テント場に戻りました。
天気が良いのでフライは既に乾いてました。
テント撤収前にシュラフやらシートやらを全部お日様の下に並べて干しました。
テントもひっくり返して乾燥、うわっ水たまってるな・・・。
乾燥中は山頂まで無駄に担ぎ上げて下ろしてきたフルーツを剥いてやっと一息。
30分も干していたらすっかり乾いてくれました。

 

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【46】名残惜しいけど帰らなくてはいけません。
涸沢にもまたくるよって挨拶して出発です。
ヒュッテ下の紅葉は初日より色づきが深くなってました。


【47】帰りは涸沢から本谷橋付近まで大渋滞でした。
登ってくる人が一杯ですれ違いが大変。
まん前をずーっと歩いてたテント装備のご夫婦があまりにも余裕のない歩き方してて困り者でした。
どう考えても我々の方がペースが早く、抜かさせてオーラを発していたのですが一向に抜かさせてくれないし。
登ってくる人を止めまくりながら歩いていて、なぜか私がその度にごめんなさいって謝ってたな。
我々が止まって登りを通してあげても結局すぐに追いついちゃうんです。
そうこうしている内に団体さんに追いついてしまって停滞したので諦めましたがorz

【48】本谷橋で問題のご夫婦は休憩に入ったのでほっと一息。
(この時点では後が相当支えていたにもかかわらず、
登山道上で減速して休憩場所を物色始めるというおまけつきでしたが・・・。)
やっと自分達のペースで歩けるようになりました。
ペースが合わないと疲れますね。写真はオニアザミかな? 

 

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【49】この辺りの山小屋はラーメンが名物みたいだけど、疲れた時はうどんが食べたくなります。
横尾にはうどんはなし、おなか空いたけど徳沢まで頑張って歩きました。
うどんありました。おいしかった、ご馳走様。

【50】河童橋まで帰ってきました。うわ、すごい人だな・・・。
バスターミナルまで戻ると、なんですかこれは?ぐらいの大行列。
5,6台バス待ちをしてやっと乗れました。

帰りに温泉に入って充実の2日間(あれ?)は終了です。

 

 
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